特集/ 泡化粧

KIHARA×吉右ヱ門 -廃棄される素焼きを用いた泡化粧-

製造過程で破損してしまった素焼きの器を、細かく砕いて粉にし釉薬に混ぜて
再利用する加飾法を生み出した吉右ヱ門製陶所の協力のもと出来あがった、「GEN酒器 泡化粧」
自然が生み出す「泡化粧」のテクスチャーはひとつひとつ異なる個性となり魅力があります。

販売を担う産地商社KIHARAは、吉右ヱ門製陶所が生み出した加飾法「泡化粧」をとおして、
廃棄物を減らす仕組みを考えることや、限られた資源を無駄にせず、
少しでも自然環境に配慮した焼きものづくりのサポートをすることではないかと考えています。


泡化粧ができるまで

PROCESS

1.収集

製造過程で破損してしまった素焼きは、そのままでは
原料に戻すことはできないため一般的には廃棄されます。

2.粉砕

破損した素焼きを細かく砕き、ポットミルという道具を用いて
ペースト状にしたものを、釉薬に混ぜて泡だてます。

3.加飾

泡立った表面の部分をスポンジですくい、
うつわの生地に優しく塗布して加飾します。

4.乾燥

乾かして、本焼成を待つ酒器。
ひとつひとつ手作業で生み出された泡の表情が際立ちます。

5.焼成

1300度で還元焼成して完成です。
ざらりとしたテクスチャーも魅力的な仕上がりです。


【KIHARA TOKYO-企画展-】
窯元とともに考える。今、KIHARAにできること

KIHARA TOKYO 3Fギャラリースペースでは、2022年4月26日(火)〜5月22日(日)まで、焼きもの産地が直面する環境問題へのアプローチのひとつとして、企画展「窯元とともに考える。今、KIHARA にできること」を開催しました。
※企画展は終了しています

>> 企画展のアーカイブはこちら


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